「探偵」と聞くと、何を思い浮かべるだろう。
尾行。張り込み。浮気調査。
私の場合、だいたいこのくらいしか思い浮かばなかった。
ところが今回、ちょっと身近なところで探偵の話が出てきた。
同僚のお兄さんが、どうやら浮気しているらしい。
奥さんも怪しいと思っているらしく、浮気の証拠を掴むために探偵を検討しているんだとか。
そこで気になった。
そもそも探偵って、何をしてくれるんだ?
浮気調査では何を調べるのか。
料金はいくらくらいかかるのか。
浮気以外の調査もできるのか。
探偵なら、どんなことでも調べられるのか。
そして実際に依頼するとしたら、どうやって探偵を選べばいいのか。
今回はこのあたりを根掘り葉掘り調べてみた。
- 探偵とは何をする仕事なのか
- 探偵なら何でも調べられるわけではない
- 浮気調査では何をするのか
- 「浮気しているか知りたい」と「証拠が欲しい」は違う
- 浮気の証拠は「何でもいい」というわけではない
- 探偵は浮気調査以外にも対応している
- 探偵の料金はいくらかかる?
- 浮気調査の料金はケースによってかなり変わる
- 探偵の料金プランにはどんな種類がある?
- 成功報酬なら本当に無料なのか?
- 探偵を選ぶとき、何を確認すればいい?
- ① 探偵業の届出をしているか
- ② 料金の内訳が分かるか
- ③ 追加料金が発生する条件
- ④ 調査内容を具体的に説明してくれるか
- 探偵業者には契約前の説明義務もある
- ここまで調べて、さらに疑問が出てきた
- 探偵の窓口って探偵会社なのか?
- 探偵の窓口では何をしてくれる?
- 探偵の窓口を利用すれば料金が決まるのか?
- 紹介された探偵会社に、そのまま依頼しないといけない?
- 探偵の窓口を利用するメリットは?
- 探偵を依頼する前に確認したいチェックリスト
- 浮気調査の費用を相手に請求できる?
- 探偵と弁護士は別物
- まとめ|探偵を頼む前に、まず「何を調べたいのか」を整理しよう
- この記事について
探偵とは何をする仕事なのか
まずは基本から。
探偵業について定めた「探偵業の業務の適正化に関する法律」、いわゆる探偵業法では、探偵業務について、特定の人物の所在や行動に関する情報を集めるために、聞き込み、尾行、張り込みなどの実地調査を行い、その結果を依頼者に報告する業務と定義している。 ※警察庁
つまり、探偵の仕事をざっくり言えば、
依頼を受けて、特定の人物について調査し、その結果を依頼者に報告する仕事
ということになる。
映画やドラマのように、事件を解決する刑事とは別物だ。
ここは意外と知らない人も多いんじゃないだろうか。
探偵なら何でも調べられるわけではない
「探偵なんだから、調べようと思えば何でも調べられる」
というわけではない。
探偵業者であっても、他の法律で禁止・制限されている行為ができるようになるわけではない。
また、人の生活の平穏を害するなど、個人の権利利益を侵害することがないように業務を行う必要がある。 ※警察庁
つまり、
探偵=何をやっても許される人
ではない。
ここはかなり重要なところだ。
浮気調査では何をするのか
探偵と聞いて、やっぱり一番イメージしやすいのが浮気調査だろう。
浮気調査では、対象者の行動を確認するために、尾行や張り込みなどを行う。
たとえば、
「最近、帰宅時間が妙に遅い」
「スマホを隠すようになった」
「知らない相手との連絡が増えた」
など、浮気を疑うきっかけがあったとする。
しかし、これだけでは実際に浮気しているのかは分からない。
そこで対象者の行動を調べ、
- 誰と会っているのか
- どこへ行っているのか
- どのくらいの時間一緒にいるのか
- どのような行動をしているのか
などを確認していく。
調査結果は報告書などにまとめられる。
ただし、調査方法や報告内容は探偵会社によって異なるので、契約前に確認しておきたい。
「浮気しているか知りたい」と「証拠が欲しい」は違う
ここは結構重要だ。
たとえば、
「本当に浮気しているのか確認したい」
という人と、
「離婚や慰謝料請求も考えているので、証拠を残したい」
という人では、調査の目的が違う。
目的が違えば、必要になる調査内容や期間も変わってくる可能性がある。
だから探偵に相談するときは、
何を知りたいのか
だけじゃなく、
調査結果を何に使いたいのか
まで伝えたほうがいい。
浮気の証拠は「何でもいい」というわけではない
浮気を疑わせるものが見つかったからといって、それがそのまま法的に十分な証拠になるとは限らない。
たとえば、
「帰宅が遅かった」
「異性と食事をしていた」
というだけでは、それだけで不貞行為を証明できるとは限らない。
一方で、複数の情報を組み合わせることで意味を持つ場合もある。
そして、離婚や慰謝料請求などの法的な問題まで考えるなら、
探偵=法律の専門家ではない
という点も忘れちゃいけない。
探偵は調査をする専門家。
法律上どう判断されるのかについては、弁護士など法律の専門家に相談する必要がある。
探偵は浮気調査以外にも対応している
「探偵=浮気調査」
と思っていたけど、実際にはそれだけじゃない。
探偵会社によって違いはあるが、たとえば、
- 人探し
- 所在調査
- 行動調査
- 婚前調査
- 身辺に関する調査
など、さまざまな調査がある。
だから探偵を探すときには、
「自分が調べてほしい内容を、その会社が扱っているか」
を確認する必要がある。
探偵の料金はいくらかかる?
結論から言うと、
「探偵なら○万円」と一律に決まっているわけではない。
調査する内容や時間、人数、必要な車両や機材などによって料金が変わるからだ。
探偵の費用には、たとえば、
- 調査員の人件費
- 車両費交通費
- 宿泊費
- 機材費
- 報告書作成費
- 着手金
- 成功報酬
などが含まれる場合がある。
そのため、
表示されている基本料金だけで判断しない
ことが大切だ。
浮気調査の料金はケースによってかなり変わる
探偵の窓口が公開している情報でも、浮気調査は短時間で終わるケースなら数万円程度のプランがある一方、調査期間が長くなれば費用が大きくなる場合があるとされている。 ※探偵の窓口
たとえば、
対象者が毎週金曜日の夜に決まった場所へ行くことが分かっている場合。調査する日時を絞りやすい。
逆に、「いつ浮気相手と会っているのか全然分からない」となれば、調査する時間も長くなりやすい。
だから、
浮気調査の料金は「浮気だから○万円」ではなく、調査の難易度や時間によって考えるもの
と思っておいたほうがいい。
探偵の料金プランにはどんな種類がある?
探偵会社によって名称や条件は違うが、代表的なのが次のような料金体系だ。
時間制調査員が稼働した時間に応じて料金が発生するタイプ。
調査する日時を絞りやすいケースでは使いやすい。
ただし調査が長引けば、その分料金も増える可能性がある。
パック料金
一定の時間や日数をまとめて契約するタイプ。
あらかじめ予算を考えやすい一方、調査時間を使い切った後に追加調査が必要になる場合は、追加料金を確認しておく必要がある。
成功報酬型
調査の結果が一定の条件を満たした場合に成功報酬が発生するタイプ。
一見すると、
「証拠が取れなかったら無料?」
と思ってしまうが、ここは要注意。
成功報酬なら本当に無料なのか?
成功報酬型でも、
「何を成功とするのか」
を確認しなければならない。
たとえば、
「浮気の証拠が取れたら成功」
なのか、
「対象者と浮気相手の接触が確認できたら成功」
なのか。
この定義が違えば、依頼者が思っていた結果とズレる可能性がある。
また、成功報酬とは別に着手金や経費などが発生する料金体系もある。
探偵の窓口の解説でも、成功報酬型には着手金+成功報酬という形があると説明されている。 ※探偵の窓口
だから、
「成功報酬だから、失敗したら一円も払わない」
と決めつけるのは危険だ。
契約前に総額と条件を確認しておこう。
探偵を選ぶとき、何を確認すればいい?
ここまで調べて、別の疑問が出てきた。
探偵を頼むことになったとして、
じゃあ、どこの探偵に頼めばいいんだ?
探偵会社を検索すると、かなりの数が出てくる。
料金も違う。
調査方法も違う。
対応地域も違う。
実績やサービス内容も違う。
初めて利用する人なら、何を基準に比較すればいいのか分からなくても不思議じゃない。
そこで、探偵を選ぶときに確認したいポイントを整理してみた。
① 探偵業の届出をしているか
探偵業を営む場合、営業所ごとに都道府県公安委員会への届出が必要になる。 ※警察庁
だから、まずは探偵業者として必要な届出をしているか確認したい。
ただし、
届出をしている=調査結果を保証する
という意味ではない。
あくまで最低限確認しておきたいポイントだ。
② 料金の内訳が分かるか
「浮気調査○万円!」という広告だけを見て決めるのは危ない。
確認したいのは、
結局いくらかかるのか
だ。
調査員の人数。
調査時間。
車両費。
交通費。
機材費。
報告書作成費。
追加調査。
キャンセル料。
こういった費用がどうなっているのか確認しておきたい。
③ 追加料金が発生する条件
最初の見積もりが安くても、追加料金が多ければ最終的な金額は変わる。
だから、
「この金額以外に、追加で費用が発生する可能性はあるか?」
と聞いておく。
これだけでもかなり違う。
④ 調査内容を具体的に説明してくれるか
「絶対に証拠を取ります!」
と勢いだけで説明するところより、
「こういう条件なら、こういう調査になる」
と具体的に説明してくれるところのほうが、依頼する側としては判断しやすい。
契約前に、
- 調査方法
- 調査員の人数
- 調査時間
- 調査期間
- 報告方法
- 追加調査の条件
などを確認しておきたい。
探偵業者には契約前の説明義務もある
ここは法律上のポイント。
警察庁によると、
探偵業者は契約を締結しようとするとき、重要事項について書面を交付して説明する義務がある。
さらに契約後にも、契約内容を明らかにする書面を交付する必要がある。 ※警察庁
つまり、
「よく分からないまま口約束だけで契約」
というものではない。
契約書類はきちんと確認したほうがいい。
ここまで調べて、さらに疑問が出てきた
探偵についてはだいぶ分かってきた。
仕事内容も分かった。
料金も、ケースによって大きく変わることが分かった。
選ぶときに確認するポイントも見えてきた。
でも、ここでまた疑問。
探偵会社って、どうやって探すんだ?
自分で何社も検索して、
「ここは料金いくら」
「こっちは何人で調査」
「こっちは対応地域が……」
と一つずつ調べていく。
もちろん、それも方法だ。
でも初めて探偵を利用する人には、なかなか大変そうだ。
そこでさらに調べていたら、探偵を探すこと自体をサポートするサービスがあった。
それが、
探偵の窓口
だった。
探偵の窓口って探偵会社なのか?
名前だけ見ると、「探偵会社なのかな?」と思う。
ところが違った。
運営会社の情報を見ると、
「探偵の窓口」は探偵を探している人に対して、適切な探偵会社探しをサポートするWebサービスであり、探偵業法上の「探偵業務」は行っていないと説明されている。 ※探偵の窓口
つまり、
探偵そのものではなく、探偵を探すための窓口
というわけだ。
なるほど。
ここで名前の意味が分かった。
探偵の窓口では何をしてくれる?
公式の利用規約を見ると、利用者がフォームや電話で伝えた情報をもとに提携事業者を紹介したり、利用者の要望を提携事業者に伝えたり、提携事業者のサービス内容などを紹介するサービスとされている。 ※探偵の窓口
つまり、
「浮気調査を考えている」
「人探しをしたい」
「こういう条件で探偵を探している」
といった相談内容を伝え、
条件に合う探偵会社を紹介してもらう
という仕組みだ。
公式サイトでは、紹介する探偵会社を選ぶ際に、
- 調査費用
- 専門的な知識やノウハウ
- 法令遵守や信頼度
- 類似案件の実績
などを総合的に判断するとしている。 ※探偵の窓口
探偵の窓口を利用すれば料金が決まるのか?
ここは勘違いしないようにしたい。
探偵の窓口に相談したからといって、
「浮気調査なら○万円」
と一律に決まるわけではない。
公式の利用規約でも、提携事業者のサービス内容や料金は一例であり、実際のサービス内容や料金は利用者のニーズによって個別に決まるため、異なる場合があると説明されている。 ※探偵の窓口
だから、実際に依頼するなら、
紹介された探偵会社から具体的な説明と見積もりを受ける
という流れになる。
紹介された探偵会社に、そのまま依頼しないといけない?
ここも大事。
「紹介されたから契約しなきゃいけない」
と考える必要はない。
紹介された探偵会社について、
- 調査内容
- 料金
- 調査期間
- 追加料金
- 契約条件
などを確認したうえで、自分に合うか判断する。
探偵の窓口を使う・使わないに関係なく、最終的に
契約するのは自分
という意識は持っておきたい。
探偵の窓口を利用するメリットは?
私が調べていて感じたメリットは、
「探偵を探すところから相談できる」
というところ。
探偵なんて普段から利用するものじゃない。
だから、
「どこに相談すればいいのか分からない」
という人にとって、探偵会社探しをサポートしてくれるサービスには意味があると思う。
一方で、
紹介されたから絶対に安心
と考えるのは違う。
紹介された先についても、自分で料金や契約内容を確認する。
この姿勢は必要だ。
探偵を依頼する前に確認したいチェックリスト
探偵会社を選ぶ前
□ 何を調べたいのか整理する
□ 調査結果を何に使いたいのか考える
□ 対応している調査内容を確認する
□ 探偵業の届出について確認する
見積もりを取るとき
□ 調査員の人数
□ 調査時間
□ 調査期間
□ 基本料金
□ 交通費・車両費
□ 機材費
□ 報告書作成費
□ 追加料金
□ キャンセル料
□ 成功報酬の条件
契約するとき
□ 契約書を読む
□ 重要事項の説明を受ける
□ 「成功」の定義を確認する
□ 総額がいくらになるのか確認する
□ 分からない部分をそのままにしない
このあたりは最低限チェックしておきたい。
浮気調査の費用を相手に請求できる?
これも気になるところだ。
「浮気されたせいで探偵を頼んだんだから、その費用も相手に払ってほしい」
と思うのは当然だろう。
ただし、探偵費用が必ず全額相手に請求できるわけではない。
調査の必要性や費用の妥当性など、個別の事情によって判断される。
だから、
「探偵に100万円払ったから、100万円そのまま請求できる」
とは考えないほうがいい。
離婚や慰謝料請求まで考えているなら、証拠の集め方も含めて弁護士に相談したほうがいい。
探偵と弁護士は別物
最後にここも整理しておこう。
探偵は、
調査する仕事。
弁護士は、
法律問題を扱う仕事。
探偵が集めた調査結果を、離婚や慰謝料請求などでどう使うのか。
そこは法律の専門家に相談する領域になる。
探偵に全部任せれば、法律問題まで解決してくれる。というわけではない。
ここは分けて考えておこう。
まとめ|探偵を頼む前に、まず「何を調べたいのか」を整理しよう
今回調べて分かったことをまとめると、探偵は浮気調査だけをする仕事ではない。
尾行や張り込みなどによって、特定の人物の所在や行動に関する情報を集め、依頼者に報告するのが探偵業務の基本になる。 ※警察庁
料金も一律ではない。
調査時間、人数、難易度、車両や機材などによって変わる。成功報酬型など、料金体系もいくつかある。だからこそ、
「一番安いところを探す」
より、
「自分が何を調べたいのかを明確にして、その調査にいくらかかるのか確認する」
ことが大切なんだと思う。
そして探偵会社を自分で探すのが難しい場合には、今回調べた**「探偵の窓口」**のように、探偵会社探しをサポートするサービスもある。
私自身、今回調べるまで、
「探偵を探すためのサービス」
なんてものがあるとは知らなかった。
まあ、探偵を依頼する予定があるわけじゃないんだけどな(笑)
今回のきっかけになった同僚のお兄さんの話。
果たしてどうなることやら。
この記事について
この記事にはアフィリエイト広告が含まれています。
「探偵の窓口」については、公式サイトなどで公開されている情報をもとに紹介しています。
私自身が探偵の窓口を利用した体験談ではありません。
探偵への依頼を検討する場合は、紹介先の探偵会社から調査内容・料金・契約条件などの説明を受け、自分自身で判断してください。


コメント
Its Amazing
Thanks! It means a lot to me.